【御礼 『稼げるアリーナのつくり方』オンラインシンポジウム ご参加頂きまして、誠にありがとうございました‼︎m(_ _)m🙇】

昨日、大変お忙しい中、『稼げるアリーナのつくり方』オンラインシンポジウムに沢山の皆さま方にご参加頂きましたこと、心より厚く御礼申し上げますm(_ _)m🙇

そして、2時間45分という長時間に渡りまして、大変丁寧にご講話頂きました、オランダのBen Veenbrink 氏と、分かりやすい通訳をお勤め頂きました筑紫直樹氏には、感謝の言葉が見つかりませんm(_ _)m🙇 本当にありがとうございました‼︎m(_ _)m🙇

海外の先進事例をご紹介頂くとともに、新たな総合体育館の整備を検討する上で、鹿児島県がやるべきことを、順序立てて詳しくご説明頂きました。

ご講話頂きました内容を、抜粋して以下に掲載させて頂きますm(_ _)m🙇

《設計で検討すべき項目》
• 新アリーナを運営・利用するためのビジョンの策定
• スポーツ、コンサート、文化イベント、国際会議などで鹿児島に訪問客を呼び込むための装置 • プロスポーツ興行の会場
• すべての県民が利用できる公共施設
• 以上を組み合わせた多目的利用
• 中途半端にならないことが重要
• 市場の潜在力に基づいた明確なコンセプトを選択し、結果を重視
• 体育館 vs 多目的屋内アリーナ(旧来 vs 最新)
• メインアリーナの公共利用はイベント利用と相反する
• 毎年、アリーナでは100回以上のイベントを開催 • イベント間のレイアウト変更に要する時間
• イベント利用を優先にし、公共利用は不定期に
• 公共利用を優先すると運営費が高騰
• 財務面における実現可能性と経済的な持続可能性
• 毎年の運営管理費(指定管理料)は県が負担していくのか
• 商業利用(イベント優先)で収益を確保
• 主要テナントが通年利用する場合の賃料収入は施設運営費(OPEX)をカバーできるか
• 域内競合施設と比較した場合の新アリーナの立ち位置
• 県体育館の今後の用途
• 県体育館を練習場や公共利用施設として活用することの相乗効果
• 西原商会アリーナ(収容人数5,700人)との棲み分け – 立ち位置の明確な差異化が必要 • 新アリーナ独自のセールスポイントと優位性を定義
• プロスポーツ vs エンターテインメントを中心としたプログラム作成
• 主要テナントの存在 → 知名度と賃料による安定収入
• 練習場などの必要性(県体育館?)
• スポーツ優先か、コンサート等のエンターテインメント優先かで躯体やサイトラインの設計要件は変わる
(両方に対応するための仮設スタンドの重要性)
• 必要とされる収容人数の定義
• 新アリーナの集客対象となる地域
• 市場の観点を分析
• 法令遵守
• バスケとコンサートでは収容員数が変動
• 複合施設の整備
• 付帯機能を含む
• 店舗、オフィス、文化施設、博物館などの併設 • 県体育館との共存による相乗効果
【適切なコンセプトを選択することが重要だが、どっちつかずの 中途半端なコンセプトは回避すべき】

《立地選定で検討すべき項目》
• 選択した設計コンセプトに合致する広さの土地 • 用地取得と建設の費用
• 交通とアクセスの利便性
• 集客対象地域を考慮したアクセス
• 公共交通との接続
• 道路網と駐車場
• 通常時もイベント開催時も駐車場運営で収入を確保
• (県体育館などの)周辺施設との相乗効果 • 複合施設の利点
• 商業施設の併設
• リスク分散
• 収入や建設費の調達に民間投資を活用

《今後、鹿児島県がすべきこと》
1. 市場調査
• プロスポーツ興行の需要
• コンサートや文化イベントの需要
• 企業イベント(MICE)の需要
• 競争力の詳細分析
• 集客対象地域
2. 公共利用の需要評価
3. (店舗、ホテル、レストランなどの)併設機能の分析
4. 新アリーナの運営や利用の目指すべき在り方(ビジョン)の定義
5. 新アリーナのコンセプトの定義
6. 施主要件の策定
7. 設備投資(CAPEX)や資金調達を含む(事前の)実現可能性調査
8. デザイン画と基本計画の作成

県議会による決定

ご参加頂きました皆さま方から沢山のご質問も頂きましたが、時間の都合上、全てのご質問にお答えできずに、誠に申し訳ございませんでしたm(_ _)m🙇💦

まだまだ学ばなければならないことが沢山ありますので、またこのような機会をつくることができれば、と考えております。

鹿児島県の未来を県庁任せにするのではなく、私たち鹿児島県民一人ひとりが、次世代に負担をかけない未来を実現するために必要な材料を学び、意見を出しあってまいりましょう‼︎(^O^)

最後になりますが、今回の企画を実現するにあたり、ホームページやチラシの作成からZoom会議の準備等に大変ご尽力頂きました、下鶴隆央氏と上野寛美氏、そして、参加者の皆さまからのご質問を翻訳して頂きました礼子さんにも、心より深く感謝申し上げますm(_ _)m🙇

皆さま、本当にありがとうございました‼︎m(_ _)m🙇